琴城流大正琴振興会2023年度地区大会関東会場が、令和6年2月22日(木)に桶川市民ホール(響の森)に於いて行われました。全32景と、当初の想定を大きく上回る参加団体・参加者でした。
我が埼玉北斗支部は、1チームで参加したかったのですが、舞台に上がれる人数の関係で2チームでの参加となりました。外部の演奏会への参加は、2020年のNHKホールで行われた全国大会以来4年振りということになります。
当日体調不良のため支部講師が欠席で、一抹の不安は否めません。会場に入ると、他支部、サークルの方々の懐かしいお顔を拝見、4年の空白を埋めるのにさほど時間は掛かりませんでした。会場の暖かい空気と少しの緊張を感じながら、出番を待ちます。そしていよいよ8景です。
8景のチームは支部長、支部講師も入らないという埼玉北斗支部創設以来初の試みになります。それに加え4名の主力先生も出ず、尚且つ「そして・・・めぐり逢い」「負けないで」を、バンドとのリハーサルも無く一発勝負の演奏となるため皆ドキドキです。幸い発表会で一緒に演奏していただいているドラム「JUN JUN」とキーボード「新木薫さん」なので気心は知れています。今回は特別に、五木ひろしや吉幾三のバックバンドでパーカッションを担当している「継田和広さん」に賛助出演をお願いし、大変豪華なメンバーで我々の演奏を支えていただきました。その日に初めて合わせたとは思えないくらい息ピッタリの演奏が出来、舞台を降りたとき皆ホッとしたのと同時に大きな達成感に覆われました。
今回はお昼休みがなく、他団体が演奏している最中に昼食をとらざるを得なく、少し残念でしたが、演奏の満足感もあり美味しい昼食となりました。
2つめのグループは最後での演奏となります。残念ながら支部講師不在なので5名での演奏となります。前日にリハーサルが行われていたようですので、最初のチームより落ち着いているように見えました。「Diamonds」「アイノカタチ」を演奏し、これからの大正琴のあり方を感じさせる演奏でした。
先代家元の娘さんで、家元候補の徳竹悦子さんにもお目に掛かることが出来、先代家元のお話などができました。新しい琴城流の明るい未来が垣間見られました。
熊谷部会 藤倉禊子